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 今日まで模試つづきでしたがとりあえず終わったので更新をば。うっはー自己採点したくねーよかあちゃーん……。


 それで本題というか今日のテーマというか。

 何かを解釈するというのは意識さえしていればわりと自在に持っていけるものっぽい、という自論がひとつあります。ソーカル事件の話を鑑みてもそうなのですが、特に難しく解釈するほうにおいて。

 例えば蜻蛉さんとこでちろりと話題にでた『桃太郎』なのですが、桃たべてお婆さんが若返って云々ではない、桃太郎・イン・ザ・ピーチの方の裏を探ってみます。

 まず注目したいのは呼び方。記憶を探ってみるに「桃太郎はたぶん“おじいさん”“おばあさん”と呼んでいた」ような気がします。もしかしたら絵本の出版社ごとに違いがあるのかもしれませんが、自分が読んでもらっていた中では「お父さんお母さん」「父上母上」とは呼んでいなかったはず。

 とすると何が判るのかといえば、つまりお爺さんお婆さんは桃太郎に「自分らの子ではない事実」を伝えていたことになります。
 パッと予想できるパターンは2つ。拾ったか預かったかで養子になったことにする、或いはそのまま事実をぶっちゃける、です。孫と言い聞かせるのもありですが無難なので却下。

 前者のパターンの場合、桃太郎が鬼退治のために旅にでるというのは裏をとると「実の親を探しにいった」というのに相応するでしょう。

 途中で仲間になる犬・猿・雉も、深くまで覗いてみれば何らかの象徴か比喩だと推測できます。かなーり主観ですが、犬はおそらく忠誠→一途みたいな感じかと。そして雉は『雉も鳴かずば撃たれまい』という表現を加味すると災難の象徴で、おそらく川に溺れて三千里するくらいのとてつもない苦難の旅だったのでしょう。負けるな桃太郎! 猿はよく分かりませんが人に近い生き物なので恋人か何かの暗喩でしょう。羨ましいぜ桃太郎!

 そして最後に鬼ヶ島です。鬼ヶ島とは目的の最終地、つまりは両親を発見したという意味の取り方ができますかね。しかし“鬼”と見立てられていることから自明のように、飲んだくれのろくでもない親父だったに違いないです。きっと時代を先取るニートですニート。そして失望した桃太郎はその手に刀を取って……うわあああだめえ桃太郎ォォ!


「『え? いやいや、コウノトリじゃなくて、お前は桃からスプラッシュしたんだがや』とぶっちゃける」の巻の解説はまた次回に。
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