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機械に感情はあるのか? というテーゼについて。
俊衛門さんのおっしゃるように、死が感情の発端になる、というのはたしかに聞いたことありますね。 しかし機械自体がメカやバクアップに関する知識をもっておらず、かつ周りで人間の死をみて知った場合、果たして機械はどう思うのだろうか、というのが疑問なのです。 私たちは近くで死を感じることはありますが、こうして生きている今は自身が直接死を体験しているわけではありません。となると、やはり機械と人間もベースは同じところにあるのではないか、と考えてしまうのです。 深く突っ込むならば、そもそも生物はどのように発生したかというところにも答えを求めたいところです。無生物から生物が発生した過程って、かなり議論されてるようですが。宇宙から飛来した隕石に付着した原核生物がルーツ、なんて説もあるらしいっす。 閑話休題。ご存知のとおり両親のDNAから──つまり今でも無生物を材料に人間が出来ているわけですが、どの時点で僕たちは感情を持てるのでしょうかと。 ヘッケルいわく「個体発生は系統発生を繰り返す」。これはかの有名な発生反復説ですが、簡単にいえば、僕らが子宮のなかでヒトとしての形になるまでの間に、かつて生物が誕生したときから今までにいたる進化のプロセスをすべて同じように行うのだ、とヘッケルは提唱しているのです。実際、ヒトの初期発生の段階では尾芽や鰓?%E:265%#ェ見られます。 ここで最初の問いへ。私たちが両生類的な段階であるときに感情をもつのか、あるいは哺乳類のとき、それともヒトという種として完成したときにもつのか。さてどうなんでしょう。 そもそもの話──ここはガルドのいう感情は本能の領域に包含されるという理屈にも触れますが──感情は生得的、習得的、どちらに依るものでしょうか。 キーになりそうなのは幼い子の様子です。彼らが持ちうる感情というのは、自分達がもつそれよりも圧倒的に少ないと思います。嫉妬や切なさ、あるいはもっと細かい機微などは年を重ねるごとに獲得していくものだと考えます。 一昨年かその前くらいの鹿児島大学医学部後期試験用小論文(赤本とかに載ってるのでヒマがあればどうぞ)で読んだのですが、本能と長らく判断されていたものも実は条件習得される経験の一種であるという一つの仮説が導きだされていました。 うろ覚えですがその論文内容のまとめ。 ある鳥は、自分の親を声でみわけ後ろをついていく本能がある、とされていました。 しかしそれは本来その子供がもっていた能力ではなく、まだ孵化していないときに親の声を聞き続けていたおかげで、他の親鳥の似たような声とも区別できていたという結論がでています。 実際、孵化前の卵を親から離して代わりにテープから流した音を聞かせつづける実験を行ったところ、孵化後に親のところに戻した場合でも子供の鳥は自分の親を見分けることができなかったそうです。そして聞かせていたテープの音を流すと、そちらへ向かってきたとか。 つまり感情が本能に依拠するとした場合でも、その本能自体は皮にすぎず内実は堆積した経験であったという可能性も捨てきれないのです。 という感じで、自分は機械に感情をもたせることも可能ではないのかなあと思います。途中で何がなんだかわかんなくなってますが。 しかし教祖さまも陛下もいろいろ考えてますねー。そんな考え方もあるのかー! と楽しませてもらった面白い内容でした。 それとガルドのいうオリジナルの唯一性に関して、それっぽいSFのアイデアみたいなのがあるので掲示板にも近々なんか書き込んどきます。あと世界観やらも。 PR
ワニの脳
絶版になってるようですが、「ワニはいかにして愛を語りあうか―動物たちのコミュニケーション」(日高敏隆、竹内久美子共著)という本がありまして、好きとか嫌いというのはワニと同じ、は虫類の脳が判断していることなのだとか。
そもそも人間の脳は大部分が爬虫類で、その上に哺乳類、表層のごくわずかの部分が霊長類なんだそうな。 竹内久美子の本は何冊も出ており、科学ではなく似非科学のトンデモ本だという批判もありますけど、素人にも読みやすいし、お話としては面白いので個人的にはお勧めです。 それから昔、人工生命(パソコンの中のドットが勝手に動くようなやつ)についての本を読んだことがありますが、4つか5つの簡単な命令を設定するだけで鳥の群れとそっくりな複雑な動きをするそうです。 解明されてしまったら、本能って意外と単純なプログラムの組み合わせなのかもしれませんよね~。 |
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