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 最近クイズ番組がやたらめったら増えてる気がしますが、特に方言に関しての問題で鹿児島への偏見がひどすぎるような。
 僕ら世代はもちろん曾爺曾婆さん世代でさえ「おいどん」とか「ごわす」とか使わねーって突っ込みたい19の夜です。

 ともあれ偏見というのは知らず知らずのうちに刷り込まれているようで、去年はあんなに毛嫌いしていた世界史が実は面白いものだというのがそうです。

 教師の違い、というのも何だかんだやっぱ大きいです。予備校では30代の女性の先生が世界史担当なわけですがいらん知識を教えてくれるのでむしろ集中力が増すという結果に。


 たとえばロシアのピョートル1世についてですが、彼は10歳のときに皇帝になりました。
 そうなると周りの国々は「へっガキじゃんか」と侮って戦争しかけてくるわけですが、このピョートル1世が戦争大好き(というか彼にとっては戦争ごっこ感覚)で、めっちゃめちゃ強かったそうです。

 でまあ成人した彼は造船などに興味を持ち出すわけですが、如何せんロシアの領海は凍っていて船を出せなかったらしい。ちなみにこれが南下政策に関連してくるとか。

 とまあ、手先が器用だった彼は自国でボトルシップとか作りつつ船への憧れをなんとか満たしていたわけですが、何を思ったか皇帝自ら使節団の一員になりオランダやイギリスへ。

 そこでオランダの造船技術に惚れてしまった皇帝さまはピーターと名乗ってオランダの造船所で働きだしたらしいです。皇帝……。

 そんな感じで自由に生き、造船所で大好きな船と毎日向き合っていた彼でしたが、しばらく経つと造船所で働く人たちの間に

「あれ……? あいつロシア皇帝じゃね?」

 という噂が流れはじめたとか。それもそのはず気付かれて当然というか、このピョートル1世身長が2m12cmもあったらしい。

 結局バレはじめたので国に帰ったらしいですが、帰ったら帰ったで歯学に興味もちだし臣下の虫歯を抜くこと(麻酔なし)が新たな趣味になったとか。


うん。どう考えてもセンター試験に役立たない。


 でも成績はあがっているという不思議。トリビアルな情報とつなげると記憶力が増すんだろうか。
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